これは2007年6月16日に公開された映画で、アメリカはサンフランシスコにある
ゴールデンゲートブリッジで起きてしまう“自殺”を考えたドキュメンタリー映画。
約2週間に一人が飛び降りてしまうそうで、過去の総数は1300人以上。平均年齢は41歳。観光名所であり、自殺の名所…。
撮影中も一応、毎回通報していたそうで、うち6人の自殺を食い止めたとか。(2004〜2005年の一年間、固定カメラにて撮影)
ストーリーらしきものはなく、ただ淡々と風景にまぎれながら飛び降りをする人たちを撮っているだけ。
映像で生々しいのは落下するまでで、その後のものはアリマセン。
この映画で何を言いたいのかは、監督のインタビューも別に収録されているので、その辺もしっかり観るといいかも…です。
思いつめた様子で橋をウロウロしている人がいても、通行人のほとんどがその深刻さに気付かないで通り過ぎて行く…。
ヒトって意外に他人の苦しみに疎い動物だな、と思いました。
しかし高さ230mから水面に落下…。
(ちなみにレインボーブリッジは60m)
痛みとかもうわからなそうですね。
高い所から落ちると、途中で気絶や失神をしたりするらしいですが、そうでなくともまともな着水姿勢などとりませんから、打ち付けた箇所によってはととんでもなく悲惨な姿になることも…。(助かっても歯や内臓は恐らくボロボロで後遺症だらけ…ああぁ凹)
残された遺族たちの「コメントの深さ」と「橋の美しさ」、そして「静かな音楽」がとても印象的な映画でした。
Trailer:
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